Pin on 環境教育
地きびとは、高知県の山間部で伝統的に自家栽培されているとうもろこしのひとつ。 スイートコーンのような甘みはなく、モチモチっとした食感があり、素朴な味わいが特徴的。 時代が流れ、生活スタイルが変わっていく中で地きび栽培も下火になっていった。 そんな中、地きびのさまざまな利用方法が模索され始めている。 「地きびで作るトルティーヤ 」 タコス に欠かせないトルティーヤ。生地だ。 トルティーヤ作りに使われるのは、フリントコーン とよばれる加工向きのトウモロコシ。国内で流通するフリントコーンは99%以上が輸入品だ。 これに地きびを使う。外国の文化であるタコスに、「地」のものを混ぜ合わせる。 地元の文化にも、外の文化にも目をむけ、ルーツを大切にする。そして、それを受け入れる多様性のある社会を作っていく。 「地きびで作る焼酎」 高知大学では、大豊町の山間部で生産されていた地きび焼酎の復刻に取り組む。こうした地元の種を残していくことが、「社会の多様性を担保することにつながる」とその意義を語る。
Pinterest